リードメールの解説


リードメールとは?


 主にメールによる広告配信、その閲覧による報酬獲得・換金、

 ダウンラインシステムと、ポイントサイトとあまり変わりないです。


 異なるのが運営者に個人事業主が多いことで、

 その多くが開業届などのない“自称(もぐり)”ということ、

 さらに支払いに行き詰まり夜逃げも少なくないことでしょうか。



報酬獲得方法


 メール・ペイドクリック・オートサーフと、

 ダウンラインシステムを加えた4種類が、

 リードメールでの基本的な報酬獲得方法です。

 各サイト独自にゲームやクジなどがある場合もあります。


 メール配信の場合、記載のURLをクリックして、

 規定時間閲覧することによって報酬が加算されます。

 基本的に複数の広告を同時に閲覧することはできません。

 配信方法には、登録時のメールアドレスへの配信と、

 サイト上のメールボックスへの配信、その両方の3種類あります。


 ペイドクリック(PTC)はサイト上にあるクリック広告で、

 メールと同じように規定時間を閲覧すると報酬獲得です。

 これはサイトへ行って確認する必要があります。


 オートサーフは、広告を自動で次々と見ていくもので、

 トラフィックエクスチェンジと基本的に同じです。

 こちらもサイト上へ獲得に行く必要があります。


 各広告閲覧時には不正防止のために“数字認証”があります。

 画像に見難い数字が書かれていて、

 それと同じ数字を選んでクリックするだけです。

 最初の認証から数分〜十数分は再認証の必要がないことが多く、

 高額配信の場合には無条件に認証が入るようなケース、

 広告毎に認証が必要なサイトなどもあります。


 数字認証が無いサイトはそれ自体が売りになりますし、

 逆に毎回認証のようなサイトは煩わしさから敬遠されもします。

 やっぱり、面倒なことは無い方がいいですよね。



換金


 換金は、イーバンク口座を持っていれば問題ないでしょう。

 換金申請から何日程度で入金されるかは各サイトにより異なり、

 よくある質問や利用規約などに記載されています。

 自動入金・半自動入金もあり、その場合は即時入金です。



メール広告の受信方法・ペイドクリック獲得方法


 メール広告の受信方法には主に3種類あります。

 1つにはアウトルックエクスプレスなどのメーラーで受信し、

 リードメールのフォルダに振り分ける方法、

 2つめには各リードメールのサイト上でのみ受信し、

 毎回サイトへ行き確認・閲覧をする方法、

 もう1つはWebメールで、Web上で受信・閲覧です。


 登録しているメールアドレスで、

 メールの不着や遅延が出ている場合には、

 サイト上のメールボックスへ(も)配信されるように、

 “登録情報”で設定しておけば、サイト上でも獲得できます。

 (多くの場合、登録時の初期設定でメールとサイト上に設定)


 メーラーで受信している場合でも、

 セキュリティソフトでスパムフィルタなどを使っていると、

 配信されたメールがスパム扱いされる可能性もあります。





システム概要


 リードメールは基本ソフト(スクリプト)により動作しています。

 日本での代表的なスクリプトには、

 CC(CashCrusader)やSBN製のものなどがあります。

 その機能・性能などからCCの優位性は変わりありません。


 運営者は主に個人であり、開業届や商号登記などのない、

 いわゆる“モグリ”が大半であると思われます。

 正式な個人事業主や法人による運営であっても、

 我々会員にとってその差にあまり大きな意味はありません。


 運営にあたるには概ね2種類の方法があります。

 現金十字軍などの開業サポート事業者に依頼するものと、

 独自にスクリプトを入手しサーバーを借りて設置するもの。

 OSインストール済みですぐに使えるパソコンと、

 OSの購入、パーツの選定・購入・組み立てを自分で行う、

 一般的な自作パソコンのような感じですね。



収益


 リードメールでの収益は広告収入だけと考えていいでしょう。

 現在運営中の多くのサイトでは、

 それ単体では生業としては成立していないものと思われます。

 ゆえに夜逃げや支払い遅延など、会員にリスクが生じます。


 広告には、メール配信・サイト上バナークリックの他にも、

 オートサーフ、ヘッダ・サイド・フッタなどの広告があります。

 サイト上のクリック広告はPTCやペイドクリックと言われ、

 オートサーフは採用されていない場合も多く、

 採用されていても広告が滅多に無い場合も多いです。

 このうち、会員へ還元されるのがメール・PTC・サーフになり、

 還元される分は運営者の利益は少なくなりますね。

 ヘッダ等の広告は“ショバ代”なので運営者の利益率は高いです。



運営上の問題


 これでどうして破綻が起きるのか、運営者がバカだからでしょう。

 100円の収入で90円を会員へポイントで還元したら、

 その90円は“手形”なのですから支払えるように準備しておく、

 ただそれだけのことが出来ずに破綻していくのだと思われます。

 しかしそのプールしておくべき資金を“運用”するのは、

 どの商売ごとでも同じようなものです。

 問題は、限界(潮時)を見極められない愚かさでしょう。


 サイト上のポイントは現金ではなく手形です。

 そしてリードメールでは不渡りも多いものです。

 そのリスクも、楽しみの1つという寛容さも必要ですね。



広告・広告主


 リードメールの広告主はほとんどが個人で、

 広告費が安価なために、気軽に出せるのが良いですね。


 しかし個人で安価である分、広告の質は著しく低く、

 一般人には危険なモノも多々見受けられます。

 リードメールやポイントサイトの紹介にしても、

 都合の悪いことは語らず誰でも稼げるかのように謳うもの、

 曖昧な表現・内容で役に立たない商材を売るものなど、

 モラルも何も無く、公序良俗に反するようなものばかりです。


 “ネットビジネス”や“副業”として、

 リードメールで会員が得られる報酬に比較して、

 かなり高額な費用が必要なものもあり、

 酷い場合には犯罪性を疑わざるを得ないものまであります。


 なかには本当に稼げるモノもあるのでしょうが、

 その稼ぎ方に問題のあるものが多いと思われます。



ダウンラインシステム


 リードメールには必ずダウンライン制度が用いられます。

 多くの場合で“20−3−1%”といった記載です。

 これは、当人(アップ)からみて1段目−2段目−3段目を意味し、

 1段目が稼いだ20%と同額、2段目の稼いだ3%と同額が、

 アップへと加算されるという意味になります。

 1段目に5人いれば、単純計算で2倍稼げることになりますね。

 これはよく「貴方が貯めたポイントから引かれるわけではない」と、

 説明されていることが多いです。

 しかし、広告費の設定やその還元時においてすでに計算され、

 ダウン報酬が高い分は広告費に上積みされているも同然です。

 そのため、一概に率が高ければ良いというものでもないでしょう。


 また、紹介URLからID部分を消してアクセスし、

 “アップ無し(紹介者なし)”で登録する人もまだいるようです。

 しかし実際にはその紹介URLか以前にクリックした紹介URLの、

 cookie が残っていて紹介者ありとして登録していることもあります。

 その理由はホームページ等で宣伝・勧誘できない人が、

 「自分のおかげで楽して稼ぐ人が気に入らない」かららしいです。

 しかしそういうことをして直接的に得するのは運営者だけですし、

 紹介者も成果が無ければリードメールで広告を出さなくなるし、

 ホームページやブログでの勧誘も公正さを失うかもしれません。

 結果として、間接的に多くの人が損をするようにも思えます。


 それならば、役に立ったり気に入っている、

 ホームページやブログの紹介URLからや、

 いつも精力的にリードメールで宣伝している人から登録すれば、

 それがホームページやブログの制作者や、

 広告主のモチベーションの維持にもつながっていくものです。

 その努力が成果として還元されるのだから良いですよね、

 そしてまた役に立つ良い記事を書いたり、

 また広告を出して還元することもあるでしょう。



有料会員・プリペイドシステム


 有料会員制度は一定の費用を支払うことにより、

 月1回無料で広告を出せたり、ダウン報酬率が上がったり、

 何らかの特典を付与しています。

 しかし、費用の回収に時間が掛かることが想定され、

 一般的にはハイリスク過ぎるので手を出すべきではないでしょう。


 プリペイド(前払い)システムは広告費で用いられますが、

 いわゆるプリペイドカードなどとは異なり、何の保証もありません。

 その代金を“運営資金の前借り”のような使われ方をされると、

 破綻を早めることにもなりかねないので、

 懐疑的に見る向きもあります。

 広告主としては割引もあり、

 自分で好きな時間に広告を出せるセルフ配信など、

 メリットもあるので重宝することもあります。


 いずれにしても、運営状況が良いと思えないサイトが、

 唐突にこのようなことを始めたら少し警戒が必要に思えます。



夜逃げの問題


 リードメールでは、トップクラスの人気・信頼があるサイトでも、

 報酬支払いを遅延した挙句に夜逃げした前例があります。

 多くのケースで必ずその前兆といえるものがあり、

 配信数などから割り出せるサイトの推定収入と合わせ、

 危険度が計れるものと思われます。


 お知らせや運営ブログの更新が止まる、

 ゲームやランキングの集計などの怠慢管理が顕著、

 規約の改定や特商法の変更などのシステム上の変更、

 信頼性のある支払い遅延の噂が根強く多い、

 運営者やその家族に病気、運営者の家族や親族の不幸など、

 いくつか当てはまる場合は危険といえます。


 リードメールなどで夜逃げされた場合、

 私たちは無力であることを思い知らされます。

 「詐欺だから警察に〜」などと無知な方は騒ぎますが、

 告訴の事実、立件・起訴された事実は確認できません。

 事実上、法整備が全く無いも同然で、

 運営者のやりたい放題という放置国家状態です。


 その被害に遭わないためには不参加しかありません。

 どんなに鋭い視点でいても、

 リードメールはいつかは破綻し閉鎖するもの、

 その閉鎖までにいくら稼げるか・・・と考えるしかないです。




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